2021年第3週は、NY市場は+0.59%、日経平均は+0.39%と小幅な上昇となりました。
1/20には米国大統領の就任式が行われ、慣例では3か月間は新大統領へ批判的な報道を控えるハネムーン期間となります。そのハネムーン期間ですが、株価のアノマリーとしては2月頭まで株価上昇、その後やや反落というパターンが多いです。足元のかぶかに当てはめると、NYダウはあと2000ドルの上昇の可能性もあり、日経平均もつれ高となるなら30,000越えのチャンスもありそうです。
コロナ禍による経済停滞に逆行する株高はニュースなどでも話題になりますが、株高だけでなく銅、鉄鉱石、小麦、大豆ったコモディティ価格もここ5年の高値を更新しています。リーマンショック後のリバウンド局面と比較すると、2010-2011年のあたりの市況が近しいように見えます。コモディティ価格上昇によるインフレ率上昇は債券価格の下落(利回り上昇)となり、巡り巡って株価への悪影響となりますが、この点については、米国債利回りの急上昇に注意と前週のレポートで述べた通りです。
来週木曜日にはFOMCが予定されており、ビッグイベント通過後はボラティリティの低下がよくあるパターンですので、週前半からストラドル売りなどのボラティリティショートが良さそうです。