債券市場では長期金利が小幅上昇した。前日の米国債が、新型コロナワクチンの開発・普及に対する期待感を背景にしたリスクオンムードから下落し、国内債もそれに連れる形となった。あすの30年債入札を控えた調整などが上値を抑える一方で、押し目では買いを入れる投資家の動きもあり、下げ幅も限られた。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下1500憶円、1-3年5000憶円、3-5年4200憶円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ2.01、2.55、2.82倍。
☆日銀雨宮副総裁講演要旨(秋田金融経済懇談会オンライン形式 ブルームバーグ引用)
「引き続き、3つの柱で金融緩和措置をしっかり実施」「緩和的な金融環境維持、経済下支えに最も適切」「現在の強力な金融緩和、効果を発揮している」「感染症の影響注視し、必要なら躊躇なく追加緩和緩和」「環境維持、物価安定目標の実現につながる」「当面、企業金融へのストレスはかかり続ける」