ドイツ銀の反発を受けて上昇の後は、ノーベル生理学・医学賞発表待ち(デイリーコメント2016年10月3日)

20161003

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比+3.46ポイントの951.63ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は125(57%)、下落銘柄数は82(37%)、変わらずは12(5%)、マザーズ市場の騰落レシオ(25日)は106.3、売買代金概算は900億円、前日比+12億円でした。注目のノーベル生理学・医学賞の発表を今晩に控え、売り買いが交錯しました。

指数上昇寄与度上位銘柄はそーせい(4565、前日比+170円、終値17,880円)、ブランジスタ(6176、前日比+400円、終値2,312円)、ジグソー(3914、前日比+160円、終値6,720円)、下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-65円、終値3,570円)、エナリス(6079、前日比-36円、終値887円)、フリークアウト(6094、前日比-158円、終値2,907円)、売買代金上位ブランジスタ、そーせい、カヤック(3904、前日比-83円、終値1,518円)となりました。

今朝発表された日銀短観(9月調査)は大企業製造の現状DIが6(前回6)、先行きDIが6(前回6)、非製造業は現状DIが18(前回19)、先行きDIが16(前回17)、中小企業では製造業の現状DIが-3(前回-5)、先行きDIが-5(前回-7)、非製造業の現状DIが+1(前回0)、先行きDIが-2(前回-4)、大企業は前回よりも悪化が目立ちますが、中小企業では改善が見られており、今後の展開が注目されます。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比+9.5ポイントの939.5ポイントで取引を終えました。出来高は63枚と出来高の最低を更新、前日時点の建玉は3,336枚となっています。

株式市場概況

前週末の米国株がドイツ銀行の経営不安の後退から上昇したことを受け、本日の日本株は上昇しました。しかし一方で上値は重く、引けにかけては値を下げる展開でした。結局TOPIXは前日比+7.94ポイント(+0.6%)の1330.72ポイントで一日の取引を終えました。買われたセクターは証券・商品、精密機器、小売りなど幅広いセクターに買いが入り、売られたのは鉱業、石油・石炭など前週堅調だった原油関連の下げが目立ちました。

ドイツ銀行と米国司法省との和解金が140億ドルから54億ドルに減額されたとの報道により、金曜日の米国市場は反発しましたが、依然として和解金が合意された事実はないとの続報が入っています。本日、ドイツの株式市場は休場ですが、米国のADR市場でドイツ銀行株は取り引きされるため、その動向に注目したいところです。

注目のノーベル生理学・医学賞の発表は18時30分です。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です