マザーズ市場概況
東証マザーズ指数は前日比+17.35ポイントの956.93ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は135(60%)、下落銘柄数は77(34%)、変わらずは12(5%)、マザーズ市場の騰落レシオは93.7、売買代金は1,043億円と前日比で67億円減少しました。
指数上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565)、ミクシィ(2121)、フリークアウト(6094)、下落寄与度上位銘柄はCYBERDYNE(7779)、JIG-SAW(3914)、オンコセラピー・サイエンス(4564)でした。売買代金上位銘柄はそーせいグループ、モブキャスト(3664)、モバイルファクトリー(3912)でした。ミクシィは昨日、引け後に発表したスマホアプリ「マーベルツムツム」の世界累計利用者数が500万人突破のニュースを好感し上昇幅が大きくなりました。
マザーズ先物概況
マザーズ先物(9月)は前日比+17.5ポイントの953.5ポイントで取引を終了しました。出来高は1,006枚、前日時点の建玉は2,116枚となっています。マザーズ指数先物(12月)は前日比+14ポイントの938.5ポイントで取引を終えました。出来高は777枚、前日時点の建玉は1,355枚となっています。
市場概況
昨晩発表された米国のISM非製造業指数が51.4(前回55.5)と、予想を大きく下回ったことから、9月のFOMCでの利上げは困難であるという見方から、ドルが売られ債券が買われました(10年金利は6bps低下し、1.53%となりました)。ドル円は1%強の円高ドル安となり、1ドル102円前半で米国時間の取引を終えました。
日本時間の8時半にドル円は一気に102円を割り込み、5分ほどで101円25銭まで下げました。その後も円高ドル安の流れは変わらず、15時半時点では101円40銭となっています。
円高の流れを受け日本株は弱く始まり、朝方TOPIXは1%弱下落しました。しかし、その後は日銀のETF買い期待から買う動きが見られ、TOPIXは前日比-3.05ポイントの1349.53ポイントで取引を終えました。円高を嫌気した下落ということで、円高の影響が小さい小型株へ買いが集まり、スタイルインデックスではTOPIXスモール、東証2部指数、ジャスダック指数、マザーズ指数が上昇しています。
明日9月8日はECB理事会の会合結果が発表されます。政策の変更は予想されていません。しかし下に示した記事によると、ECBが購入できる債権が不足してきており、来年3月に量的緩和の期間延長を選択する場合、買入れ資産の適格条件再考が迫られるとのことでした。まだ時期的には早いですがその辺りの議論にも注目したいところです。
ECB、ゲームのルール見直しも-債券不足に対応し、QE延長か(ブルームバーグ)
日経産業新聞では米、農地価格が急落というニュースがありました。記事によると今年1Qの下落幅は1987年以来の下落幅となり、農家の非不動産向けローンの返済状況を示す指数は1970年の調査開始以来、過去最低となったとあります。米国では自動車ローンの高水準も気にされるなど、信用状況に関して不安を感じさせられるニュースが多くなってきています。
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