10月第3週はNYダウ+104ドル高と、週間終値では小幅反発となりました。先週の急落の流れを受け月曜日に大幅安となり安値を付けた後は値を切り返し、月曜安値からは544ドル高の水準となりました。
日経平均も同様に水曜の安値から反発しましたが、週間ではプラスとはならず前週比▲162.58円となりました。
先週紹介した台湾市場(加権指数)は、底打ちサイン通りにボトムをつけ、安値から+3.97%の戻りの高値を付けましたがその後反落、金曜引け時点で、安値圏で持ち合いを形成している格好となっていますが、今後は今年2月の急落時同様に株価が回復していくものと思われます。
ウィークリーレポート(2018年10月12日)
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=6873
投資部門別売買動向では、日経平均が1000円以上急落した先週、海外投資家は現物株先物合わせて1.8兆円の大幅売り越しとなっていましたが、今週は米系証券会社が先物手口で買い越しに転じるなど、早くも反転の兆しができました。
ベースラインとしては、好調な企業業績を背景に年末高を目指す展開を予想しておりますが、米国中間選挙が終わるまでは、サウジアラビアの記者暗殺問題・Brexitの交渉進捗状況・イタリア予算案・米中貿易摩擦といったヘッドラインに一喜一憂するボラタイルな展開となりそうです。
図.台湾市場では11日の急落で海外投資家売り越しが売買代金の15%を超え、底打ちサインとなりました。