債券相場は下落。長期金利は一時約2カ月半ぶりの高水準(0.980%)を付けた。米長期金利の上昇と為替の円安が日銀の追加利上げを後押しするとの見方につながり、相場の重しとなった。ただ午後に入って、この日の日銀国債買入れオペで応札倍率が前回より低めとなるなど、売り需要も限られたことから、買い戻しの動きも出て下げ幅を縮めた。ドル円相場が150円を超えて円安がさらに進めば、日銀の追加利上げの思惑も生じやすいとの声もあるが、国内衆議院選、米国大統領選と先行き不透明な政治イベントを控えて、基本は売り買いどちらにもポジションを傾けにくいとの見方のようだ。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3250億円、3-5年3250億円、5-10年3750億円、25年超750億円。
応札倍率は、それぞれ2.35、3.12、2.29、2.14倍。


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