債券相場は下落。18~19日に開く金融政策決定会合での金融政策の正常化観測が強まる中、前日の米PPIの上振れで米金利が上昇した流れを受け、朝方の長期金利は3カ月ぶりの水準(0.795%)に上昇するなど売りが優勢だった。半面、この日の国債買い入れオペでは、長期や中期ゾーンの需給改善が示され、午後からは下げ幅を縮める展開となった。注目の、連合がこの日公表する労使交渉の第1回回答集計結果が夕方発表され、平均賃上げ率が5.28%と昨年を上回り33年ぶりの水準となるも、市場は、大手企業の軒並み満額回答を受けて、幾分織り込んでいたこともあり、マイナス金利解除後の市場動向(買い需要の増加)を期待して、先物が夜間取引でさらに上昇する動きが見られた(145円28銭 16:45)
【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円、25年超750億円。
応札倍率は、2.02、2.09、1.70、3.68倍。