5月第5週の株式市場は、日経平均▲0.41%の続落、NYダウは▲0.99%と下落、ユーロストックス50▲1.03%と3週続落となりました。5/30木曜日まではNYダウは前週比で▲2.45%の下落に対してナスダック総合指数は▲1.09%とダウ相対で小さな下落となっており、さらにNvidia株は3.79%の上昇と、前週22日の決算発表後から16%の上昇となっています。
前週に続き、ダウが突出して弱い相場続いており、過去のケースではダウが高値圏を維持しながらNASDAQが先の弱含み、遅れてマーケット全体が調整していくというパターンでしたが、今回は逆にNASDAQが高値圏を維持しながらダウだけ下がるという珍しいパターンとなっています。
ダウのチャートはダブルトップの形状でさらなる下落が気になるところですが、上述のようにこれまでの調整パターンと異なること、VIX指数は14pt台と低位のままであること、さらにハイイールドスプレッドも3.53%と低位にあり、2022年のような調整局面には入りにくいと思われます。
日経平均は38000-39000円のレンジを想定していますが、SQ2週間前にしてすでに日経先物6月限から9月限へのロールが始まっており、SQに向けて意外高があるかもしれませんので、6C40000円コールを運試しで買うのも面白そうです。
JGB先物は5/30に142円85銭まで下落もやや持ち直し週末は142円99銭で取引を終えました。10年債利回りは1.07%まで上昇していますが、前週レポートでの予想は1.15%とまだ開きがあり、引き続きJGBは売り目線でよさそうです。