JGBトレーディングフロア(2023年9月1日)

債券相場は上昇。長期金利は2週間ぶりの水準に低下した。米長期金利が低下した流れを引き継ぎ、前日軟調だった超長期債に買いが入り、相場全体を押し上げた。先物は8月9日以来の147円回復となった。一方で来週5日に入札を控える10年債金利は小幅な低下で終わった。今晩発表される米雇用統計を控えていることも影響したようだ。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。

【来週のスケジュール】
9/4
<国内予定>
マネタリーベース月末残高(8月) / 営業毎旬報告(8月31日現在)
<海外予定>
【米国】米株式・債券市場休場(レーバーデーの祝日)
【欧州】独国際モーターショー
【その他】ASEAN首脳会議・関連会合(ジャカルタ) / アフリカ気候サミット(ACS)(ナイロビ)

9/5
<国内予定>
10年利付国債入札 / 家計支出(前年比)(7月)
<海外予定>
【米国】第78回国連総会開幕(ニューヨーク) / 米製造業受注(7月)
【欧州】S&PグローバルHCOBユーロ圏総合・サービス業PMI(8月) / ユーロ圏PPI(7月)
【その他】ASEAN首脳会議(ジャカルタ) / 豪中銀,政策金利発表 / 中国財新コンポジット・サービス業PMI(8月)

9/6
<国内予定>
日銀の高田審議委員講演(下関市内)
<海外予定>
【米国】米地区連銀経済報告(ベージュブック)公表 / 米ボストン連銀総裁講演 / 米ダラス連銀総裁イベント参加 / 米トランプ前大統領,ジョージア州での起訴で罪状認否手続き / 米貿易収支(7月) / 米ISM非製造業総合景況指数(8月) / S&Pグローバル米サービス業・総合PMI(8月)
【欧州】独10年債入札 / ユーロ圏小売売上高(前月比)(7月) / 独製造業受注(7月)
【その他】日・ASEAN首脳会議(ジャカルタ) / ASEAN+3(日中韓)首脳会議(ジャカルタ) / 豪GDP(2Q)

9/7
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 30年利付国債入札 / 日銀中川審議委員講演(高知市内) / 日銀,コール市場残高(8月) / 東京オフィス空室率(8月) / 景気一致指数(7月)
<海外予定>
【米国】フィラデルフィア連銀総裁講演 / ニューヨーク連銀総裁イベントに参加 / アトランタ連銀総裁講演 / 米労働生産性(2Q)
【欧州】ユーロ圏GDP(2Q) / 独鉱工業生産(7月)
【その他】中国貿易収支(8月) / 中国外貨準備高(8月)

9/8
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀CP買い入れオペ / 毎月勤労統計-現金給与総額(7月) / GDP(4-6月改定) / 国際収支:経常収支(7月) / 景気ウォッチャー調査先行き判断(季調済)(8月)
<海外予定>
【米国】卸売在庫(7月) / 消費者信用残高(7月) / 家計純資産変化(2Q)
【欧州】独CPI(8月)
【その他】*****


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年8月31日)

31日の債券相場は先物や中期債が上昇。米国で軟調な経済統計を受けて長期金利が低下した流れを引き継いだ。超長期債は月末のデュレーション調整の債券買い観測で底堅く推移していたが、先回りの買いが主との見方で、午後に入って売りが優勢となった。昨日の日銀田村審議委員に続き、午後に中村審議委員の講演内容が伝わったが、ハト派的な内容で、市場への影響は限定的だった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2023年9月1日)

8月最終週の株式市場は、日経平均株価は+3.60%の小幅反発、NYダウ+1.43%の続落、ユーロストックス50+1.44%と3指数とも上昇しました。

9/1に発表された米国雇用統計の結果は非農業部門雇用者数+187Kと市場予想+170Kより多かったものの、週平均賃金は市場予想+0.3%(前月比)を下回る0.2%に減速したことから、インフレ減速の兆候と受け止め、FRBの利上げは終わったとの期待から、長期金利は前週比▲5bpの4.17%と低下し、株高となりました。
ただし、週間では長期金利は下落しているものの、雇用統計発表直後こそ金利低下のリアクションとなりましたがその後反発し前日比で金利上昇、為替もドル高となったことから、総楽観といは言い難い状況です。

一方で、雇用統計に先駆けてボラティリティ指数は前週のジャクソンホール通過後から下落傾向を強めており、米国VIX指数は13.09ptとコロナ禍以降の最低水準に達しています。欧州株ボラティリティのVSTOXX指数も15.94.ptとひと月ぶりの低水準になっており、リスクオンモードが鮮明となりました。

日本市場に関しては、対内証券投資で海外投資家が▲4123億円売越しと2週連続売り越しとなっていますが、前週の日経平均は+0.55%の上昇となっており、株価の上値を抑えるような売りとはなっていません。
日経平均株価は週足で下向きのフラッグパターンを形成している中で、TOPIXは年初来高値を更新しており、上抜けが期待されるところです。

上値目途は7月高値33762円と8月高値33488円を結んだトレンド線、33170円あたり。これを超えるようなら、バリュエーション面から予想PER20.30倍(過去平均から+1標準偏差)の34400円。7月、8月と同様に月初高反落になると考えるならばCall 33125買い+先物売り+Put32500売りの、アップサイドにプロテクトを付けたデルタショートポジション、逆に、33170円を超えて上昇とみるならば、Call 33125のロング/ Put32500売りのリスクリバーサル戦略がよさそうです。


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