5/9・5/10に発表された投資部門別売買動向では、海外投資家が4月最終週に3010億円の買い越しで4月を通じて1兆786億円の買い越しとなりました。また、2営業日のみですが5月第1週も990億円の買い越しとなっています。
5月15日にはMSCIのリバランスが発表され、日本株については浮動株比率の見直しから4700億円の売りが出るとの予想もされており、やや警戒が必要です(実施日は5月30日)。ただし、2018年1月第2週から3月末までの海外投資家の売買金額動向では、平均で週7833億円の売り越し、日経平均は平均で493円安となっており、MSCIの浮動株比率見直しによる売りも一時的に500円安を演じる程度とみるべきでしょう。
日米欧の金融政策は6/13~6/15に集中しており、またその前日6/12米朝首脳会談と重要イベントが並んでいます。5/16の日本2018Q1GDPを過ぎると当面経済イベントはないため、現在発表されている決算発表(および今期見通し)をベースとした流れとなりそうです。