JGBトレーディングフロア(2017年5月11日)

(12:30)
財務省:30年利付国債(第54回)の入札結果
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/nyusatsu/resul20170511.htm

(17:30)
30年債入札は事前予想を上回る結果となったものの力強さに欠け、超長期債利回り上昇でイールドカーブはスティープニングした。10年債利回りもほぼ1か月ぶりに0.05%に上昇、日経平均が2万円をうかがう展開となり、債券先物にCTA系の売りも観測されたようだ。日銀の緩和姿勢に変化なく10年債利回りの上昇幅は限られると思われるが、外部環境の安定で株式相場が底堅く、債券に資金向かいにくい状況続く。

本日の国債利回り

 


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2017年5月10日)

(10:10)
日銀買いオペ通告 1-3年、3-5年、5-10年。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of170510.htm

(12:00)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba170510.htm

(17:30)
米長期金利の上昇を受けて、国内債は続落。米10年債利回りがほぼ1か月ぶりに一時2.40%を上回る動きとなり、国内債も水準訂正の色合いが強まった。この日の5-10年対象の買いオペでの平均利回りが、前日の10年債入札の落札利回りを上回る結果となったことも午後からの下押しにつながった模様。

本日の国債利回り

 


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2017年5月9日)

(12:45)
財務省:10年利付国債(第346回)の入札結果
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/nyusatsu/resul20170509.htm

(17:30)
米国債の利回り上昇や為替のドル高進行が債券の売り圧力につながった。
一方で10年債入札は堅調な結果。日銀の吸い上げによる需要逼迫とイールドカーブコントロールによる金利の膠着感も強めの応札の要因となったようだ。
その結果イールドカーブは、10年債を除いてほぼパラレルに上昇するやや歪な動き。引続き海外長期金利の動きに左右される展開か。

本日の国債利回り

 


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

小幅調整の一日(2017年5月9日)


株式市場概況

 本日の日本株は若干の調整となりTOPIX指数は前日比-0.26%の1581.77ポイント、日経平均株価は-0.26%の19,843円と4日ぶりの反落となりました。前日の上昇幅が大きかったため、本日は若干調整の動きとなりました。しかし、前日は2%超の上昇となり年初来高値を更新した割には底堅く、下げ幅は限定的でした。
 セクター別では値上がりが12、値下がりが21となりました。値上がり上位は空運、金属、建設で、値下がり上位は輸送用機器、鉄鋼、非鉄と内需が買われ輸出関連が売られる動きとなりました。

 本日発表された毎月勤労統計(現金給与総額(前年比))は-0.4%と前月の+0.4%を下回りました。

マザーズ市場概況

 マザーズ指数は前日比1.22ポイントの1061.08ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は133(56.6%)、下落銘柄数は90(38.3%)、変わらずは12(5.1%)、売買代金は前日比271億円の1453億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比460、終値11,940)、Gunosy(6047、前日比110、終値2,230)、JIG-SAW(3914、前日比220、終値6,520)、下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-180、終値6,160)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-25、終値489)、CYBERDYNE(7779、前日比-13、終値1,577)となりました。売買代金上位銘柄はソレイジア・ファーマ(4597、前日比-40、終値560)、ファイズ(9325、前日比360、終値8,450)、そーせいグループでした。

マザーズ先物は前日比1ポイントの1050ポイントで一日の取引を終えました。出来高は184枚でした。



本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

串カツ田中(3547)

 今回のマンスリーレポートでは、2016年9月14日にマザーズ市場に上場した串カツ田中を採り上げます。

基礎情報

 同社は串カツを主とする居酒屋チェーンで、直営店とフランチャイズにより店舗展開しています。物件にはそれほど手をかけず、コストを抑えて利益率の向上を目指しています。現在の出店状況は関東圏が9割弱と偏りがありますが、今後は年40店舗程度のペースで全国的な展開を目指し、中期的には1000店を目指すようです。
 業績に関して、昨年度は売上、利益ともに前期比+50%前後伸びています。今年度の見通しは売上+28%、当期純利益+16.3%です(表1)。直営店の毎月の売上、客数、客単価も発表されており、3月までの分を見ると全店で売り上げは40-50%の伸び、既存店でも売上高は100%を超える月もあるなど、好調な数値となっています(表2)。
 株価に関してはここのところ6,000円前後の狭いレンジで取引されていますが、4月14日に5月末の株式分割(1対2)を発表したため、今後動意づいてくる可能性もあります(チャート1)。

表1.業績(百万・見通しは会社予想)

表2.2017年11月期 前年同月比(直営店)

チャート1 串カツ田中(時価総額、PER)

同業他社比較

 ここでは最近上場した同業他社との、株価のバリュエーションなどを比較してみます。比較対象はヨシックス(3221、2014年12月24日JASDAQに上場)と、鳥貴族(3193、2014年7月10日JASDAQに上場)とします。2社の業績の推移は以下のようになります(表3,4)。
 上場時点での店舗数はヨシックスが約170店、鳥貴族が約360店となっていました。串カツ田中は約140店です。

表3.ヨシックスの業績推移(見通しは会社予想)

表4.鳥貴族の業績推移(見通しは会社予想)

チャート2.ヨシックス

チャート3.鳥貴族

 この3社はコストパフォーマンスが良い飲食店という部分で業態は類似しています。共通していない特徴を挙げると、ヨシックスはフランチャイズ店が少なく、ほとんどが直営店であるということが挙げられます。鳥貴族の異なるとことは、店作りにお金をかけているところです。お互いに異なるのはその元となる地域で、串カツ田中は東京、ヨシックスは名古屋、鳥貴族は大阪となっています。

 上場直後のバリュエーションに目を向けると、串カツ田中の時価総額は現在約90億円(売上見通し51億円、純利益見通し3億円)です。ヨシックスの上場直後の時価総額は約70億円(売上90億円、当期利益5.17億円)、鳥貴族は約100億円(売上146億円、当期利益4.1億円)でした。上場近辺のPERを見ると、串カツ田中は30倍、ヨシックスは14倍、鳥貴族は25倍となっており、ヨシックス以外の2社はPERが高く、その中でも串カツ田中のPERが高くなっています。
 ここでまず思い出していただきたいのはPERで見ると割高な串カツ田中、鳥貴族とヨシックスのビジネスモデルの差です。前2社はフランチャイズ展開を行っています。これは、直営店モデルよりも店舗を早く増やせるメリットがあります。そのため、バリュエーションがフランチャイズ展開を行っている会社の方が高くなります。
串カツ田中と鳥貴族のバリュエーションの差ですが、それは成長段階の差です。串カツ田中はまだ140店舗ほどしかありませんが、鳥貴族は上場直後に400店近くありました。そのため、串カツ田中の方が収益の伸びが高い段階にあるため、高いバリュエーションとなっています。

まとめ

 串カツ田中は成長段階の企業であり、高めのバリュエーションとなっています。その株価を考える上で重要なのは、その成長が維持もしくは加速できるかというところでしょう。
 調査のため、我々は大阪の土佐堀にある串カツ田中に足を運んでみました。同店舗は2015年3月19日と出来て2年経つ店舗なのですが、店は満員でした。会社の事業説明でもあるよう、顧客の年齢層も幅広く、子供さんも来られていました。地域になじんでいるようで、東京の串カツだから大阪で人気が出ないということはないようです。
 このように串カツの本場大阪でも、串カツの知られていない、関東でも人気があるということは、貫啓二社長が仰る様に「串カツが日本を代表する食文化に育つ」ことも可能かもしれません。串カツ屋は大阪以外には少なく、成長余地が大きいとも考えられます。現状のバリュエーションは若干高く見えるかもしれませんが、グロース株としてはそれほどでもなく、長期的な保有で大きなリターンが得られるかもしれません。



本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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