株券電子化制度について
2009年1月に上場会社が発行している株券は全て無券面化され、証券会社等の口座で電子的に管理される制度(株式等振替制度)に移行しました。上場株式の売買に伴う残高の増減は全て口座間の振替によって処理され、配当金の受取りをはじめとする株主の権利も振替先の口座名義人に移転します。
また、株券電子化移行時に証券会社を通じて株券を証券保管振替機構(ほふり)に預けられていなかった株券については、信託銀行等(株主名簿管理人)に開設された「特別口座」※で株主の権利が保全されています。
※特別口座とは
電子化までに証券会社を通じて証券保管振替機構への預託が行われなかった株券について、株主の権利を確保するために、電子化移行時に、株券の発行会社が株主名簿に掲載されている名義で信託銀行等に開設された口座です。この口座は株式を売買するための取引口座ではありませんので、売買を行う場合は、事前に証券会社に開設した取引口座へ残高の預け替えをする必要があります。
■口座振替手続きについて
光世証券では、特別口座から弊社のお客様口座への口座振替手続きを受け付けております。詳しくは、弊社本支店またはフリーダイヤル 0120−068617 (受付時間:平日9:00〜17:00)までお問合せください。
株券電子化のメリット
株券電子化は株式の管理や取引をより効率的かつ安全なものにします。
- 株式の管理の面
- 株式の取引の面
株主にとっては手元で保管することなどによる 盗難・紛失のリスクを削減できます。
偽造株券取得のリスクがなくなり、売買に伴う株券の受渡しや株式取得の都度の名義書換などの煩雑な手続きが大幅に軽減されます。
電子化の対象となる株券
各取引所に上場されている会社の株券です。CB(新株予約権付社債)、投資証券、優先出資証券などにも適用され、電子化されます。非上場会社の株券は、電子化の対象とならないので既に発行されている株券は引き続き有効です。その場合の株式の譲渡は、株券の交付によって行うことができます。
下記リンク先のサイトにもQ&Aや関連資料が掲載されておりますので、ご参考にしてください。