下落相場のお供 プットオプションの買い(2017年4月マンスリーレポート特集)

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このところ相場の下落に備えたオプションの使い方を聞かれることが多くなっております。そこで話に上がるのはプットオプションの買いです。

オプション価格はボラティリティに大きく影響されるのですが、そのボラティリティが現在歴史的に低くなっております(低ボラティリティ=オプション価格が安い、高ボラティティ=オプション価格が高い、ボラティリティ水準は下のチャート参照)。そのため、非常に安く下落への備えであるプットオプションを買うことが出来ます。そのため、下落のヘッジとしてプットオプションをご利用いただくのが有利な状況となっています。

プットオプションの価格が株価の変動と共にどのように動くのかを下のチャートで示しました(ここでは日経225オプションを採り上げます。ボラティリティ=20%、権利行使価格18,000円)。青線が残り30日時点で原資産価格が変動した場合のプットオプションの価格、赤線が残り10日、緑線が残り0日時点での価格となります。

 

残り30日で日経平均株価が19,000円だったとします。その時、18,000円のプットオプションの価格は100円と、この場合計算されます。そのオプションを買い、当日中は株価が19,000円より下がるとプットオプションの価格が上昇し、株価が上昇すると低下します。

 

残り日数が0日(SQ)の場合、18,000円のプットオプションは日経平均株価が18,000円18,000以上なら価値は0円です。しかし、18,000円以下になると18,000-株価の価値が発生します。100円でオプションを購入したとすると、17,900円以下でポジションからは利益が発生することになります。

 

残り日数0日のプットオプションの価格は

 

プットオプションの価格>0の場合

プットオプションの価格 =権利行使価格 - 株価

プットオプションの価格<=0の場合

プットオプションの価格 = 0

 

と表せます。この価値は本質価値と呼ばれます。

 

残り30日や10日は残り0日の価格に、残り時間分の価値が足された価格となっています。

 

オプションの価格 = 本源的価値 + 時間価値

 

とあらわされます。オプションの価値は0よりも低くならないため、オプションを買うと損失限定のポジションとなります。

 

先物の買いとプットオプションの買いを組み合わせた場合

日経225先物を1枚保有し、先ほどの18,000円のプットオプションを100円で1枚買った場合の損益曲線を見てみましょう。下のチャートは

 

黒線:先物のみ19,000円で購入した場合の損益線

青色:先物を19,000円で購入し、残存30日の18,000円のプットオプションを100円で1枚買った場合の、損益線(残り30日)

赤線:先物を19,000円で購入し、残存30日の18,000円のプットオプションを100円で1枚買った場合の、損益線(残り10日)

緑線:先物を19,000円で購入し、残存30日の18,000円のプットオプションを100円で1枚買った場合の、損益線(残り0日)

 

となっています。オプションでヘッジを行った場合、ポジションは110万円以上(1,100円×1,000)の損失が出ないようになりました。その代り、株価が18,000円以上の場合の利益が10万円(100円×1,000)減少します。

下がった場合、利益が出るポジションにしたい場合

大きく下がった場合ポジションから利益が出るようにしたい場合、オプションを買う枚数を増やします。下のケースではオプションを3枚購入しました。コストが3倍となり、相場が動かない場合の損失は増えますが、相場が減少した場合、大きく利益が出ることが分かります。

ここでは日経平均先物を買いポジション例として扱いましたが、ある程度のサイズで分散されたポートフォリオをお持ちであれば、不完全ではあるもののヘッジを行うことが出来ます。


下落のヘッジを詳しくお知りになりたい場合は、是非一度、当社のプライベートセミナーにお越しください。(電話:0120-06-8617、e-mail:info_sアットマーク(@)kosei.co.jp 担当:小川)

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