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2016年7月7日

東証マザーズ指数をご存じですか?

東証マザーズ指数は東証マザーズ市場に上場している全銘柄から構成されている指数です。東証マザーズ市場は、高成長企業向けの新興市場として1999年に創設されました。2016年6月末で時価総額は約3.6兆円、224銘柄が上場されています。

一株当たりの利益の何倍の株価が評価されているかを示す予想PERは、6月末時点で、主要銘柄で構成される日経平均の13.01倍に対して東証マザーズ指数では43.76倍と3倍以上も高く評価されています。これは、高成長が期待される新興企業が対象の市場ですので、単年度の収益予想よりもさらに将来の業績拡大期待で株価が形成されているためです。

そのため、将来の業績に対する好材料や不安材料で大きく株価が上下する事が東証マザーズ市場の特徴です。

また、東証一部市場と異なり、個人投資家が売買代金に占めるシェアは7割を占める事も特徴です。海外投資家のシェアは2割ほどしか無いため、値動きの連動性を示す相関係数は、東証マザーズ指数とダウ工業平均株価の間で0.31と、日経平均株価とダウ工業平均株価の相関係数0.54よりも低くなっています。

東証マザーズ指数は、このような特徴的な市場を代表する指数です。

 
東証マザーズ指数先物を使うとこんな取引もできます

1.ヘッジに使えます!

新興市場は日経平均株価などとは異なる動きをすることが多く、折角見つけた優良株が他の銘柄の暴落に巻き込まれてしまう事も多々あります。ごく最近の例ですと、値上がりを続けていたバイオ株のそーせい(4565)が5月13日に決算発表後の翌日から下落に転じ、バイオ銘柄とは無関係のミクシイ(2121)も連れ安となりました。

  こんな時、先物のヘッジが出来れば・・・

東証マザーズ指数は、貸借銘柄に指定されている銘柄が少なく、指数ウェイト上位10銘柄中2銘柄しか空売りができません。また、空売り可能な銘柄のウェイトの合計は21%しかなく、これまで東証マザーズ市場の市場リスクをヘッジする事は困難でした。東証マザーズ指数先物の登場でこれまで難しかった市場リスクのヘッジが容易にできるようになります。

さて、ミクシイの株価についてですが、6月の成績は−0.9%とかすかに下落して終わりました。もし、東証マザーズ先物でヘッジできたなら、月間で+9.8%の利益となりました。具体的には、ミクシイ株を300株保有しているだけの場合は、

5月末 : 4,280円 × 300株 = 1,284,000円

6月末 : 4,195円 × 300株 = 1,258,500円 (−25,500円)

と25,500円の損失になりますが、もし、東証マザーズ指数先物でヘッジポジションを取っていれば、

5月末 : 1,144.64pt × 1枚 × 1,000円 = 1,144,640円

6月末 : 1,009.48pt × 1枚 × 1,000円 = 1,009,480円 (+135,160円)

となり、ミクシイ保有分の損失以上の利益がでます。

東証マザーズ指数先物があれば昔からのミクシィユーザーも安心してミクシイ株を買えます。

2.相場を張る!

上記のヘッジの例では、他の銘柄に連れ安となるケースを紹介しました。東証マザーズ市場は個人投資家の売買シェアが高く、人気の株が暴落すると利益確定の売りや追い証の為の売りが他の銘柄に出やすいと言われます。そのため、東証マザーズ指数も上昇・下落のメリハリが強くでます。東証マザーズ指数の構成銘柄のウェイトを見ると、上位3銘柄だけで指数の38%を占めます。銘柄数が同じ程度の日経平均株価指数は上位3銘柄で16%のウェイトですので、東証マザーズ指数は上位銘柄のウェイトが非常に高いという特徴がある事が分かります。

そこで、時価総額上位3銘柄(そーせい、CYBERDYNE、ミクシィ)の日次リターン合計が+10%を超えたら買いシグナル、−10%を下回ったら売りシグナルとする単純なスイングトレードを考えてみました。

このルールで2014年8月からスタートすると、2016年6月末までに、なんと726ポイントも利益となります。常に買いポジションか売りポジションを持ち続ける単純なトレードアイデアでも収益機会が見えるほど値動きの大きい市場ですので、ボリンジャーバンドやMACDといったテクニカル指標などの活躍の余地もいっぱいありそうです。